英語コンプレック克服教室の中沢です。
英語初心者の味方、レベルアップのポイントをブログにて発信中！
今回は、１つの英単語を１つの意味だけで覚えていると思わぬ落とし穴が・・・
という話をお届けします。
“like”の意味は？
・I like you.
「私はあなたが好きです」という意味ですね。
“like”は「好き」という意味だと最初に習いますね。
では、次の文はどんな意味でしょうか？
・You are just like me.
「君はまさに私のようだ（ちょうど同じだ）」
・I would like to have a cup of coffee.
「私はコーヒーを１杯飲みたいです」
“like”を「好き」と訳していませんね。
あれれ？ となった方、もう気づきましたね。
“like”は、複数の意味を持つ単語なんです。
“like”は、１つの単語で動詞として働くときに「好き」という意味になります。
動詞の働き？ 動詞以外の働きがあるってこと？？ それなに？ という方
英語の構造を復習しましょう。
置かれた場所で働きが変わる英単語たたくさんあります。
これを知らないと英語の落とし穴に落ちるかも・・・
落とし穴に落ちないよう復習しましょう！
英語の超基本構造の復習 英語の５文型覚えていますか？
英語の文章のルールの復習
・主語と動詞が原則すべての文に必要。
・原則１つの文に１つの主語と１つの動詞がある。
５文型
第１文型 SV
第２文型 SVC
第３文型 SVO
第４文型 SVOO
第５文型 SVOC の５つです。
＊Sが主語、Vが動詞、Oが目的語、Cが補語です。覚えていましたか？
では、次の文章の主語（Ｓ）と動詞（Ｖ）はどの単語でしょうか？
① I like you.
② You are just like me.
③ That dog looks like a toy.
④ I would like to have a cup of coffee.
① の文は 主語が “Ｉ”、動詞は “like”
② の文は 主語が “You“、動詞は ”are“
③ の文は 主語が “The dog”、 動詞は “looks”
④ の文は 主語が “I”、 動詞は “would like to have”
① の文章のように“like”は １単語で動詞として働く時には “～が好き”という意味になります。 それでは②~④のそれ以外の “like” の働きも見ていきましょう。
前置詞『名詞の前に置く言葉』の働きをする ”like”
② You are just like me.
「君はまさに私のようだ（ちょうど同じだ）」
③ That dog looks like a toy.
「あの犬はおもちゃのように見えます」
これらの“like”は前置詞としての働きをします。
前置詞とは『名詞の前に置く言葉』のことです。
② は代名詞 “me”の前
③は名詞a toyの前に”like”がありますね。
前置詞として“like”は 「～のような（に）」「～に似ている」
といった意味をもちます。
複数語の組み合わせのフレーズ”would like to” の“like”
④ I would like to have a cup of coffee.
「私はコーヒーを1杯飲みたいです」
“would like to ～ ” は複数語の組み合わせのフレーズで 「～したい」という意味に
なります（～は動詞が入ります）。
似たフレーズで“would like ～” があり、意味は “～がほしい”（～は名詞が入ります）。
このように“like”は複数の働き・意味をもつ単語です。 そして、このような英単語は“like”だけではありません、まだまだあります。
では、どうやって覚えて、そして使えるようにしていけばいいのでしょうか？
英単語は文の中で覚えよう！
英単語を覚えるおすすめの方法は、文章の中で覚えていくことです。
その理由としては、
① ストーリーの中で覚えると記憶に定着しやすい
② 複数の意味があっても、文脈から使い方を覚えられる
③ 単語のみで覚えると、自然な表現の使い方を覚えられない
英単語のみで覚えようとするとそこに落とし穴が口を開けています。
文脈から意味や使い方を理解し、単語を実際のコミュニケーションに結びつけることで、
より効果的に英語を習得できます。
単語で覚えようとしてひたすら“like”は「好き」と呪文のように唱えるのではなく、
お手本となる音声をまねて文章を音読し文章の中で単語に意味を覚えていくことを
お勧めします。
そして、何よりも楽しく英語学習をやっていきましょう！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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